壊滅…

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リル「大切な物とは…?」 ロザ「決まってますわ。 …トアリーです。」 トア「っ!!!!」 ロザ「だから、これはお願いではないですが… トアリーを返して貰います。」 反逆軍側は固まった 皆、トアリーの事情を知っているからだ ただの家出じゃないからだ 飼い殺される所を救ったサヤだが、ゲーティア側から見れば誘拐と同じだ だが、ここはゲーティアの中心 ヘマをすればやばい事になる リルは平然な顔をしながら考えた 何か良い手がないか?と… ロザ「さぁ…どうしますか?」 リク「トアは帰すことは出来ません!!」 リクは言った 言ってしまった ロザ「…………あなたは誰ですか?」 リク「元ローレライ軍所属のリク・アイズです。」 ロザ「リク・アイズ…。 では聞きます。何故その様な答えを言いましたの?」 リク「…何故って……見て解らないんですか? トアは嫌がってます。」 ロザ「…!! あなた…今、「トア」って…言いました?」 ロザは急に暗い声で言った リク「はい。そう言いましたね。」 トア「…!! リク!!謝って!!」 リク「?」 トアリーはいきなりそう叫んだ ロザ「……その名で私のトアリーを呼ぶなんて… 許しません…!!あなたは私を怒らせた。」 リク「どうゆう事です!?」 ロザ「……その名で呼んで良いのは…あの人…私の夫!! …つまり、トアリーのお父様だけです!!」 リク「…父?」 トア「お母様!!そのような呼んで欲しいと私がお願いしたんです!! この人は悪くないです!!」 ロザ「…トアリー…ホントなの? 何であなたは解らないの?」 トア「………私は…お母様の考えは納得出来ません!!」 親子の深い事情にリクは何も言えなかった 何が何だか解らなかった
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