壊滅…

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バーゼは会議をまとめて答えを出した 「同盟を結ぶ」と… だが、バーゼは同盟した事により、ある企みが進んだと喜んだ バーゼは妻がいて、名をロザと言う だが、ロザは生まれた時から重い病で子供が作れない体だった そんなロザにバーゼは愛いた 愛したが、なんとしても自分の企みは子に受け継がせたかった バーゼ自身、実験の為に体を薬漬けにしたため…もう生きれる時間が限られていたのだ バーゼは密かに造っていた ヨーロッパに伝わる「魔術士」を… 「魔術士」とはつまり「クリエイター」の事だった 人々が作り出した人間は特別な能力を持つようになる そんな特殊な人が自分の子供になると考えただけで心が弾んだ その子に…自分の企みを 「世界を手に入れる」 野望を託そう…と 世界では世界の王が改革した「全国境消滅法」で自由になった これにより世界の文化が変わったのだ その時のバーゼは深刻だった バーゼ「…トア、こっちにおいで…。」 バーゼはベッドに寝ていた もう、体はぼろぼろで寝たきりの体になってしまった トア「お父様!!笑)」 この時、トアリーは生まれて八才になった いや、作られて八年たった… バーゼは自分の子の様に可愛がった トアリーもそんなバーゼを好いた ロザは夫の代わりに代表として動き回っていたためずっとトアリーは父に付いていた それから6年… 父、バーゼは死んだ… 葬式は静かに開かれた… トアリーは悲しかった その時のトアリーは友達なんていなかった トアリーはバーゼとロザの養子と表に公表できるように仮の関係を作った バーゼが作ったなんて言えない ヨーロッパでは「クリエイター造り」は昔から禁止されていた その法も「クリエイター」を知らない時代だが、無くなった法でもない だから隠した
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