親子…

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ロザ「私が反逆軍との同盟には3つの理由がありました。」 リル「…1つはトアリーですね。」 ロザ「……はい。」 ロザは軽く恥ずかしくなって目をそらした リル「そして…2つ目は古文書を解読したローレライ軍…つまり「世界の王」をお互いの武力を合わせて倒したかった事ですね。」 ロザ「さすがに鋭い御方ですね。」 リル「いえ…。 3つ目は…わかりません。私は同盟を結ぶ理由は2つだと思ってましたんで…。」 ロザはそれを聞いて資料室の奥に入った ロザは懐から鍵を取り出してある机の鍵穴に刺して回した その瞬間に資料室全体がカグッと揺れた リル「…!?」 資料室全体がエレベーターになっていて、それは下に向かっている ロザ「……先日、ロシアの中央で大きな戦いがありましたね。」 リル「……はい。我々反逆軍てローレライ軍の戦いがありました。」 ロザ「結局、その戦いは世界に向けての見せしめ…。 「世界の王」が人類に滅びの予告を告げるのを含めた核兵器の実験。」 リル「……そうなのですか?」 リル達、反逆軍…いや、世界の人々はあれを見せしめだと思っていた それはそれで合っている だが、見方の違いだ 実は核兵器の実験としての意味だったとも考えれる そっちの方がローレライ軍らしくて…人間らしい気がしたリルだった リル「…まさか、あの戦いの真実は実験台の材料?」 ロザ「…そうですね。ローレライ軍上層部「ガイラ・ローツン」と「ライ・グランド」の二名が企み、実行したと解りました。」 リル「……その情報は…スパイか何かですか?」 ロザ「……いいえ。」 そう答えてロザは「そろそろ…。」と言ってリルに背中を向けた 急に資料室型のエレベーターは止まり、リルはロザが見つめてる方を見た ただの壁だが、よく見ると扉に見えてきた リル「…扉?」 ロザ「そうです。 …さぁ、入りましょう。」 そう言ってロザは扉の一部が出っ張ってる所を掌を当てた そして、重そうな音をさせながらゆっくり扉が開かれた
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