親子…

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扉の奥にはライトで明るく、でもまだ暗く感じる広い空間 リルはハッとした そこは明らかに兵器開発施設だと解った MSが数機並んでいた その施設では機動力実験の真っ最中で2機のMSが戦っていた 人間の「組手」と変わらない その今やってる「組手」が機動力実験として、性能面などを確認できるとか効率がいい方法論だ 軍人として…反逆軍トップとして 反逆軍・ローレライ軍・ゲーティアの戦闘機、戦艦は知って当たり前 常識的でないといけない だが、今そこにあるMSはリルにとって本当に初めて見た機体だ… …つまり…それは… ロザ「ゲーティアの新型MSの実験です。」 リル「…やっはり…。」 だが、ロザは何故リルに新型MSの開発中を見せたのか ロザ「……何故、新型MSの開発中を見せたか説明しましょう。 その前に少し、この「機動力実験」を見ててください。 …多分…失敗します。」 リル「えっ!?」 失敗する…? そう心で言った瞬間に機動力実験の方で変化が起こった 新型MSの2機はいきなり止まりだし、バランスが崩れてその場に倒れた 直ぐに実験を中止して救護隊が新型MSのコックピットのハッチを開けてパイロットを引きずり出した パイロット二名は運ばれていった どうやら気を失ったようだ… リル「……これは?」 ロザ「………ある時間を過ぎると、あの様にMSは止まってしまいます。 …いいえ…内部が「あるシステム」の原因で破壊されてしまいます。 ここからだと解りませんがMS内部はもうボロボロで… それと同時に何故かパイロットに精神的ダメージが襲って 先程の様に、MSとパイロットが同時に倒れてしまうのです。」 リル「……そんな…。 パイロットはどうなってしまうんですか?」 ロザ「ある境まで苦しみます。 それは人それぞれですが1から2週間の間…。 その境を過ぎると、「機動力実験」から記憶が無くなってしまいますがそれ以外異常はありません。」 …「謎」がリルを巡っていた
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