親子…

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ロザ「リルさん。 あまり良くない考えはしない方がいいですよ。 まだ確定ではない。 もし、そうだったら直ぐには殺されないでしょう。 あなたは先程ローリ様は特別な重要人物だと言いましたよね? それは、研究員として重要人物なのですか?」 リル「………はい。 …ローリ様は昔ローレライ軍時代に重要人物となったひとです。 歴史に名を残せない位の事をしました。 「バーサーカー」の生みの親です。 …誰にも公開されない裏の歴史です。 だから… ………そうか…!!」 リルは気づいた ロザ「……そうですか。 でしたら…あなたも気づかれました? …ローレライ軍で…しかも「バーサーカー」の生みの親だとしたら尚更です。 大抵そんな重要人物はローレライ軍だとしたら「核」の研究としてその御方を使うと考えるはずです。 ですが…まず、間違いなくいずれ殺されるでしょう。」 リル「……そうですね。 月からこのシステムを盗み、データもここに送り込んだんです。 良い扱いはされてないでしょうね…。」 ロザ「………ローリさんが届けてくれたのは二機のMSのデータです。 これは月で開発中だった三機の中の二機で、もう一機はすでに完成されていて戦いに使用されたとデータのメッセージに書いてありました。」 リル「………そうですか。」 ロザ「……そして解りました。 この二機のMSを全力で完成させます。 なのでどうか、このMSパイロットを見つけてください!」 リル「……えっ!?」 ロザ「……反逆軍のMSパイロットは色々優秀だと聞いていました。 それにこのMSを届けてくれたのはあなた方のお仲間ですし… このMSを使う価値があるのは反逆軍の方だと思います。 ……直感的ですがこれら全て、私が反逆軍との同盟を組んだ3つ目の理由です。」 リルは静かに頷いた ―――――――――――― リク「………ふぅ…ふぅ…!!」 リクはアントアに戻り自分の部屋で筋トレをしていた リク「……ふぅ…500…回目っと!!」 腕立て500回目でバタッとうつ伏せた
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