目的…

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――アントア・医務室―― 医務室にはニブル基地でリクとトアリーの世話をしていた先生が乗っている その先生にリクは自分が気付いた事を話した 先生はまさか…と思ってゲーティアから必要な機材を集めて精密検査をした 色々な機材でリクの体を調べあげていった しばらくして精密検査がやっと終わった時にリクは急激に眠たくなってベッドの上に寝かせてもらっていた リク「…………ん…。」 リクは起きた 近くで紙をパラパラめくる音がしていた リク「……あれ…俺…どのくらい寝てたんですか…?」 先「……あ、おはよう。 確か…1、2時間位よ。まだ眠かったら寝てていいよ。薬の作用で結構眠い筈だから。」 薬の作用で急激に眠たくなったのか…とリクは納得した リク「…結果はいつ出るんですか?」 先「結果は出ました。 けど、このカルテまとめるからそれまで寝てなさい。」 パラパラめくる音は結果の資料か何かか… そう心で思った瞬間にリクは夢の世界に入っていった リク「…………スー……」 先「……いい寝顔ね…。」 先生は再びカルテと向き合った ――ゲーティア地下       ・開発室―― コバルトとレイもここに呼ばれてリルと共に地下に来た コバルトはジャスティスのメンテナンス・修理などをしてきた唯一、古代機…ジャスティスに触れてきた人物だ ゲーティア側がコバルトを呼んだのは新型MSを調整作業をお願いしたのだ コバルト「…あのリク坊の機体か。 …これが……「ブレイバリー」。」 2つの機体で、コバルトの目の前に立つ「ブレイバリー」が完成間近である、これをリクのMSに認定した それにブレイバリーはジャスティスの動作パターンに似ていると解り、ジャスティスのパイロットだったリクと相性が良い だからリクに合わせて、ブレイバリーを重視して作業をしていった ブレイバリーとリクを繋いだジャスティスは偶然なのか、必然なのか…誰もが不思議に感じた「繋がり」だった
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