目的…

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リク「…眼、見えないから番号解んないなぁ…。 誰からだ? まぁいっか…電話してみるか。」 リクは眼は見えなくてもARRKを器用に使って見せた …ピッ…! リク「…あのぉ…どちらですか?」 先『タイミング良かった…。 私です!!用事できたから医務室に戻れないから! とにかく安静にしてなさい! …じゃあね!』 …プツッ!!……プー、プー… 電話が切れた リク「先生…用件だけ言って切った…。 はぁ… …早く結果聞きたい…。 俺の感が外れたら…… いや、それでも戦わなくちゃいけないんだ。」 リクは拳を力強く握って言った ……プシュー!! リク「ん? ドアが開く音したな…。」 …コツコツ… 歩く音が聞こえる リク「誰…ですか?」 レイ「私だ。」 リク「……レイ?」 レイ「…どうだ?調子は。」 リク「………まぁまぁかな?」 レイ「…そうか。」 リク「………。」 レイ「………。」 …しばらく沈黙が続いた リクは正直気まずいなと感じた そんな中、レイはリクのARRKを見つめていた レイ「……なぁ、リク。」 リク「あ、なんすか?」 レイ「……いや……… なんでもない。」 リク「…えっ?」 レイはあからさま何か言いたげな様だった リク「…なんかあっ… …!!!!」 …ビー!!ビー!!ビー!! いきなり警報が鳴り始めた 遠くで「何か」あったのか、少しここが揺れた気がした 更に医務室の外から叫び声が微かに聞こえた 「――――………ローレライ……」 リク「…今、外から「ローレライ」とか聞こえた!」 レイ「…外の様子見てくる、」 レイは医務室を出た 揺れは次々とこの部屋を揺らした しかも…揺れは徐々に強くなっていった
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