勇敢…

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ゲーティア軍本部の会議場は広かった 暗い空間で入って奥にあるスクリーンにはブレイバリーの戦闘記録が映し出されていた 部屋には数名がそれを観ていた アヤ・ロザが中心で作戦会議が行われていた 暁メンバーも出席している ―――― そして、ブレイバリーの戦闘記録が終わり部屋は明るくなった ロザ「……これではローレライ軍もここ、ゲーティアを狙うなんて無理でしょう。 なので、まずブレイバリーを止める事を優先します。」 ロザの言葉に皆はうなずいた アヤ「反逆軍代表で私もロザ様と会議を進行し判断します。 今のブレイバリーの記録では曖昧なので詳しくは手元の資料をお読みください。」 紙をパラパラめくる音が複数聞こえた そして周りでこそこそと話し声が広がった 聞こえてきたのは 「……無理だろ」 「あんなMS破壊した方がいいだろ」 などが聞こえてきた 一部の人しか知らない ブレイバリーにリク、トアリーが乗ってるのを… リクはゲーティア側から見れば何者か知らないのも仕方ないが、あのブレイバリーにロザの娘トアリーが乗ってることは知らないのだ アヤはその事を言おうとしたが、ロザに止められた ロザ「皆さん。 あのブレイバリーは破壊することは止めてください。 このゲーティア…それと同盟しています反逆軍にも重要な兵器です。 それが今、ローレライ軍と戦う力の結晶体であります。 利益のある方を優先したいです。」 周りからみれば最悪な事に聞こえるだろう 自分の利益を優先して、あの暴走している兵器を止めろと言っているのだ アヤ「………ロザ様…?」 アヤは少なくともそう感じなかった 確かに利益もあるだろうが… 娘を助けたいと願ってる母に見えたのだった
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