生(セイ)…

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セイ「…母さん、手伝うよ。」 母「あら?どうゆう風の吹き回し?笑)」 セイは片付けしている母さんと一緒にそれを始めた …数分会話もなく片付けは終わった 母「セイ、ありがとうね。」 セイ「…………… ………あぁ、いいって。」 母さんはセイに近づき肩に手を置いた セイ「……!?」 母「……セイ、でかくなったね。 こんな小さかったのに。笑)」 セイ「………母さん。」 母さんの目は暖かい瞳だった それに見つめられるのは気分が良くなる だけどセイはその瞳と自分の瞳(バーサーカー)とは …違う セイ「止めてくれっ!!!!」 セイは肩に置かれた母さんの手を弾いた セイ「……俺は、母さんの…母さんの子じゃない!!! 知ってるんだろ!!!? 俺は、造られた人間だって!!」 母「……………。」 セイ「……俺は…俺はなんで…!!」 セイは混乱してるようだ 母「…………… ……確かに…セイ、あなたは …私の子供よ。」 セイ「……えっ?」 セイは眼を大きく見開いた 母「…あなたは私の子供よ。」 セイ「……ふ、ふざけんな!! 同情してそう言ってるのか!? 止めろよ!! ……そんな……の…。」 母さんはセイに抱きついてきた 母「……セイ、あなたは勘違いしてるわ。 あなたは紛れもなく、 私と「あの人」の子供よ…!」 セイ「…………あ、あの…人…?」 母「…そう。 あなたの父さんと私の子供だから… …信じて。」 セイは不意に涙が溢れた
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