生(セイ)…

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レイン「今、もう少しで仲間が来ます。 それにあなたもついてきてもらいます。」 セイ「…………。」 レイン「……正直に答えて下さい。 ……あなたは…戦ってくれますか?」 セイ「………… ……なぁ、俺はなんで戦わなくちゃいけないんだ…?」 レイン「……………。」 セイ「……レインの言う通り、気づいてた。 レインが、仲間と連絡していて「ここ」に来るよう頼んでた事は。 そして、俺はまた戦わなくちゃいけない事も…!」 レイン「やっぱり、昨夜の… 聞かれてましたか。」 セイは昨日の夜中にレインが外で連絡を取り合ってる所を偶然みつけて聞いていた 詳しい内容は解らなかったが、仲間がここに来て「その後、戦場に戻る」とかの内容だと言うのは解った 今、自分がずっと寝てた間の世界の状況は変わっている 「今」をレインから教えてもらったセイは、 そのレインが仲間と連絡していた内容を必然的に肯定させたのだ 「戦いに行かなくては」と… セイはずっとベッドに籠ってたかった ここから出たくなかった …戦いたくなかった レイン「………あなたは戦いたくないんですね。」 セイ「………正直な、俺は無理な気がするんだ。 前は人を殺したく無かった…無かったけど!! …自分でも解るくらいに戦う事を…人を殺す事に 「慣れたんだ」。 最悪だろ? そして、俺は死にかけた。 俺と母さん、父さんの事を知った。 …なんだろ?俺が戦ってきた理由は何だったんだろ?」 レイン「…セイ…やっぱりあなたは…戦えなくなりましたか。 すいませんが昨日、あなたとあなたのお母様の会話を盗み聞きしてしまいました。 セイには悪いですが、私達にとって良いことでは無かったです。 反逆軍パイロットが使い物にならなくなるのが…。」 セイ「………おい。 レイン、お前…!!」 セイはレインの言葉を疑った
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