生(セイ)…

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街の…ここからは遠いが、煙と赤オレンジの炎が見えた 明らかにあれにやられたのが解った セイ「………ん? …あ、あれは…!?」 セイはその巨大な戦艦からあるマークを発見した セイ「……ローレライ軍…!!」 これはローレライ軍の仕業だった あんな離れてた所で被爆して揺れがここまで来たのだ 相当な火力だ セイ「………え…? おい?マジかよ…!!」 セイは自分の事に気づいた 震えていたのだ セイ「なにも力が無いから震えてるのか? 俺はこんなに……弱かったのか?」 セイは絶望した セイ「……もう、何もできないんだな…。 ZEROを失った俺は… みんなを……アヤも守れないのか? …俺は…何も…。」 母「……セ、セイ…」 セイ「……えっ!? …か、母さん!!!?」 セイは直ぐに振り返り、目を大きく目を見開いた 目の前には母が今にも倒れそうにしていて、玄関の扉に寄り掛かっていた セイは母さんに近寄って支えた セイ「無理するなよ…母さん。 病院行こう!?…なっ!?」 セイは母さんを担いで近くの病院に向かおうとしたが… だが、母さんはセイを突き放した セイ「……か、母さん…!? どうしたんだよ…。」 母「……はぁ…はぁ… セ、セイ…あなたは決めてる筈でしょ…?」 セイ「っ!!!? …母さん…俺とレインの話、知ってたのか?」 母「……レインちゃんも同じ……。 あの子も…苦しい筈だわ…。」 セイ「…レインが…?」 母「……あの子は両親に殺されかけたの。」 セイ「……殺された?」 衝撃的だった
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