生(セイ)…

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ここでへたに手を出たら殺られる けど、何とかしないとアントア艦や「あれ」もローレライ軍に… ヤン「この最悪な煙を逆に突くか。」 ヤンはキーミをゆっくり床に置き、ゆっくり移動した 最悪、ローレライ軍兵達も動き始めるかもしれない… その時は… だが、意外に静かだ 息を呑み込んでレインのいると思われる場所に移動した まだ、煙が残ってるが後少しで煙走った無くなる …すると、前の方から足跡が聞こえてきた ローレライ軍!? ヤンは攻撃体勢を取って待ち構えた …3 …2 …1 …ふっ!!!! ヤンの呼吸のタイミングで相手と自分の間合いを作り、相手に攻撃した 「…うぐっ!!」 ヤンは相手の顔を太い腕で覆い、もう片方の腕で相手の両腕を確保した こうする事により、口封じもできて仲間を呼ばれる事は無い そのまま音も立てずに床に伏せさせた 殺してはいない ここから尋問の時間だ ヤンは押さえ付けた相手にだけ聞こえるように耳元で尋問を開始した ヤン「………お前達ローレライ軍が何故ここを知っている。 10秒以内に答えないと殺す。」 無機質にしゃべるヤンは誰が聴いても背中が凍るくらい恐ろしく感じる 「…ん〰……!!ん〰…!!」 だが、このローレライ軍兵はおかしかった 軍隊訓練をしている筈だが焦りが激しい… 訓練兵でも多少のメンタルは強い筈だが… このローレライ軍兵は拘束された事に驚きを露にしていた ヤン「…質問に答えろ。 叫んで仲間を呼んだら首を折る。」 さっきからモガモガ喋っていたローレライ軍兵を、そう「脅し」を入れてから口元を解放したが、今度は首にその太い腕を回した
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