無限…

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キーミ「……はっ!!!」 …バッ!! キーミは目が覚めて起き上がった レイン「…目が覚めましたか?キーミさん。」 キーミの顔は青くなっていた レイン「キーミさん!?顔色が悪いですよ!?」 キーミ「…………なんで…なんで…なんで!!!!」 キーミはレインの両肩を掴み揺らしながらそう問い掛けてきた キーミ「ねぇ、ヤンは!? ヤンは何処なの!?」 レインは不意にキーミの顔を見れなくなり視線を外した キーミ「……ヤンは…何処なの!?」 キーミは両肩を掴んだまま、ずれ落ちるように崩れて泣いた キーミ「………今、ヤンの戦ってる夢をみたの。 …そして… 殺された…。」 レイン「…!?」 キーミ「…私、私も逝く!!」 レイン「ダメです!!!! ヤンさんはあなたの事を頼んできました。 帰ってくるって約束しました。 …だから…諦めないでください!!」 ――――――――――― ……死体の山 こんな人の血に染まったこの部屋が今の「世界」を表してる様だ… 俺はどうしたらいいんだ? なんでここに居るんだ? セイ「……アヤ、教えてくれ。 …俺はどうすればいいんだ。」 …ドカーン!!!!!!!! 外の方で何か大きな爆発が聞こえた 振動が浅い… 空中で何か爆発したのか… そう感じながら部屋を出た 地上に上ったセイは懐かしい風景を思い出した 廊下、窓、教室、体育館 小さいけど、楽しくて、笑って話した校舎… 中学時代を… 廊下を歩いて行き、体育館を覗いた ――――――― アヤ「セイはホントにドジね。笑)」 セイ「な、なんだと!?」 リク「ははは~っ!!笑) いつもの夫婦漫才か!!」 セイ・アヤ「違うわ~!!!!」
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