無限…

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あの楽しかったこの教室は銃弾の後が至るところにあり、机・椅子・床は腐り果てて壁には誰かの血の後が黒く飛び散っていた 窓のガラスが割れていて、外の風が不気味に奏でている セイ「………アヤ…。」 ……セイ… セイ「!? …今、誰か…俺の名を…。」 ……セイ… 「…どちら様…ですか?」 セイ「っ!!!?」 セイはその声がリアルに後ろから聞こえ、肩をポンッと叩かれた それに驚き、身を構えた セイ「だ、誰だ!!あんたは!?」 お、女の子…? 女「すいません。 ただ、こんな所で一人で何をしていたんですか?」 セイ「あ…え、えーっと…? ただ、ここ…俺の学校なんですよ。」 女「へぇ…。 …そうなんですか。 ローレライ軍の裏の大きな事件。歴史には載らない…誰も知らない事件でしたよね。 あなたはそれの…言い方悪いですが…生き残り…ですね?」 セイ「……気にしなくても良いですよ。 俺はホントに生き残りですから…。」 女「何故、今…この学校を歩いてたんですか?」 あれ?さっきまでこの子、ずっと見てたのかな? それに… アヤに似てる… 女「……どうしました? ボーッとして…。」 セイ「あ…す、すいません。 ちょっと…考え事してたらここを回ってました。」 女「…そうですか。 とても深そうですね。」 セイ「? なんで深い事なんて解るんですか?」 女「深いからここを回ってる。 そう思いましたので。 深くないと流石にここを回ろうなんて考えません。」 あ、確かに セイ「鋭いですね。」 女「鋭いですよ。笑) 好きな人を守るのは辛いですか?」 セイは驚いた
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