無限…

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セイのARRKには「あの日」の真実が書かれていた ――――――――― 午後からの待ち合わせ 初めての…「デート」… 私はやっと心に決めてる人との約束ができた 私達は友達以上 恋人未満… 今日はこの関係を壊します 私はこの気持ちを伝える もう、止められない 私…「アヤ・カミキ」は 「セイ・キリノ」が… …好きです… この後に私達はどうなってるのかな? ――アヤ ―――――――― セイ「…これ、アヤの…日記?」 セイは動揺していた アヤの直接な気持ち あの日、アヤと2人で遠くに遊びに出かけると約束した なんやかんやでそんなの初めてで、いつも近所で俺の部屋とかでゲームとかして遊んでたりしてたから 今思えばあれ、デートだったな けど、その初めてのデートが原因で… 俺とアヤのケンカはなって 今まで後悔していたんだ… セイはまだ続く日記を読み始めた ―――――― 私は朝から気合いいれて慣れないお洒落なんかして… 夜も眠れなかった… …けど、私はこの日の朝 「サヤ姉さんの話し」を聞いてしまった 「世界の危機」 「反逆」 「クリエイタ-」 「父の野望」 「戦争」 耳を疑った 私が盗み聞きしてるのに気づいたサヤ姉さんは、私にいつもの笑顔で 「おはよう」 って言ってくれた 私は、本能的にその朝のやり取りをしていた ぎこちない「おはよう」を… けど、サヤ姉さんは何事もなかったようにいつものように振る舞っていた その間、私は頭が壊れる位悩んだ 世界は今、どうなろうとしているの? 私の世界は… いつもと変わらない風景に私は、徐々に気のせいだと決め込み、さっきのは忘れようと ついにデートに出掛けた 待ち合わせ場所は駅の西口だ ――――――――― セイ「………アヤ、この時はまだ世界を知らなかったのか。 …それに、待ち合わせ場所 西口って…」 あの日、セイが待ち合わせていたのは東口だった ケンカの理由はこうだったんだ あの日、俺たちはそこに確かに居た アヤは西に居たんだ 俺は東に… 2人で居たんだ…あの日 セイはアヤに来なかったと思い込み、あんな酷い事を…言っていたんだ…
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