無限…

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―――――――― 待ち合わせ場所にはセイは来なかった 来ないセイに怒りはあった だけどそれ以上に朝のやり取りを思いだし悩んだ 世界は今どうなってるの? 父は世界に何をしようとしてる? サヤ姉さんは何をするつもりなの? こんな思考の繰り返し セイの事よりこっちが凄く気になった そして、次の日 私は頭からまだ離れない時にセイはやってきた いきなり怒鳴り出した 「なんで来なかった」と… いや、来なかったのセイじゃん… ワケわからん言いがかりしてきて… その時の頭はサヤ姉さんの事とか、ワケわからずキレ出してるセイの事に私はついカッとなって八つ当たりしていた それも大事な人に 私はセイと初めてケンカした 本当のケンカ こんな酷いの初めてだ けど、私は強がってセイを敵視して過ごした 本当はこんなの嫌だった 謝りたい サヤ姉さんのことが原因で八つ当たりした私は自分に腹が立つ 本当に頭が痛くなった 保健室で休もう 途中で授業を抜け出し、保健室に行った 先生は落ち着くまで横になってなさいと言われ、言う通りにした 私は悪いことした セイ、私のこと嫌いになったのかな? けど私はちゃんと居たんだよ ちゃんと伝えよう 私はちゃんと来ていたと それに、セイは関係ない私の事情で八つ当たりしたことも…謝りたい そう決めて、眠気が襲ってきた ゆっくりそれに従い、夢の中に入っていった …だけど… 次に目を開いた時は騒然とした景色が広がっていた 暗くなった保健室 寝すぎたと思い、保健室を出た 扉を開けた瞬間… 地獄の中にいるような気がした 周りは壊れ、そして転がる死体の数々… 視界が周り、強烈な焦げ臭い臭いか私を真っ白にさせた なんで、学校がこんなに なんで、みんな血を出して 全身が震えて、激しい嘔吐感が襲った そして、後ろから現れた サヤ姉さんに「世界の真実」を聞いた
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