無限…

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―――――――――――― レイン達はアントアが発った場所から未だに動いていなかった まだ、キーミが立ち直れずにいたのだ 流石に泣き止んだが、顔はまだ虚ろだった …タッタッタッ…… 後ろ側から走ってくる音が聞こえた キーミは懐にある銃を握った …タッタッタッ…タン… セイ「はぁ、はぁ…! レイン…悪い… 遅くなった…!」 息を切らしてそう伝えたセイは周りを見渡し、状況を悟った セイ「おい…。 ま、まさか…あいつ…ヤン一人で行ったのか!!?」 レインはコクッと縦に首を振った セイ「……くそっ!!!!」 キーミ「…………あなたがセイね…。」 キーミは立ち上がり、セイの目の前来ながらそう聞いた セイ「……あ、あぁ…。 俺がセイだよ。」 …パシンーッ!!!!!! セイ「……えっ…?」 セイは左側の頬がジーンと痛みを感じた セイはキーミに殴られた キーミ「……あんたが…あんたがはっきりしないから… ヤンが…!?」 キーミは再び涙が零れた セイは何も言えなかった キーミ「……早くあなたが戦ってればヤンが… ヤンが死ぬことなんて~!!」 セイ「………!!!!」 キーミはセイに殴りかかって行ったがレインに止められた レイン「キーミさん!!止めてください!! セイが戦いに出ても結果が変わるわけではありません!!」 キーミ「……でも…でも、でも!!!!」 セイ「行かせてください!!!!」 セイは割り込んでそう叫んだ 2人はセイに振り返った セイ「俺に戦わせてください!!」
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