無限…

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セイの顔はすっきりと迷いが無かった レイン「……セイ…。」 キーミ「もう意味無いのよ!! あなたが今から戦ってもローレライ軍は止められない。 …それに… …ヤンは…戻ってこない…。」 セイ「…………。」 キーミは真実を言った そして本音を… 解ってた だから…セイは強く拳を握った レイン「…セイ? だから私達は早くこの街から逃げましょう? 私達は生きなきゃいけません。 ヤンさんの分まで…。」 そんなレインの一言にキーミは歯を食いしばった レインの言葉は正しい 正しいけど…心が…気持ちがそれを許さなかった だから…ヤンの後を追いたかった キーミ「……私は… レイン「キーミさんも一緒に逃げるんです!!!!」 キーミの言葉を遮ってレインが叫んだ レインはキーミの気持ちを理解し、それに負けないように叫んだ レイン「死ぬことなんて私が許しません!!!! …だから…一緒に逃げましょう!!」 キーミ「……でも…私が生きてても…。」 レイン「……ダメです!!」 キーミ「なんで!?」 レイン「ヤンさんの最後のお願いだからです!!!」 キーミ「……え…?」 キーミの気持ちが溢れた ヤンは私を…私を守るためにいつも…最悪な役を背負って… 本当に最悪だよ… レイン「…それに… セイ?あなた、戦いに行くなんて言わないでしょうね?」 セイ「えっ?」 いきなりセイにそう言った セイ「………俺…。」 セイは戦いに行く気だった それをレインは当てた レインは2人の気持ちを支配している様だった レイン「あなた達2人とも勝手は許しません。 必ずここから一緒に逃げるんです!!」
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