無限…

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3人はさっきいた所からさらに地下深く下に降りていった キーミはキーミなりに答えを出した セイと同じ「戦い」を選んだ キーミはきっぱりレインの言った「逃げる」を断った それは、私が弱いみたいだと感じたらしい ヤンの作った籠に守られるのが嫌だと、そう言ったのだ キーミもキーミなりに自分の道を導きだした 自分の生きる道を他の人に作らせないで自分1人で作る道を… だから、もう泣かないと 先頭を歩くレインの後ろでセイとキーミはお互いの戦い方を話し合っていた きっちりした作戦はなし… とにかく相手を削る そして必ずお互い生きて勝つ その為に「もしも」の連携を考えていた …そんな中、先頭を歩くレインは歩きながらさっきまでの自分を思い出していた …………私は何をしてたんだろう まるで自分の事しか考えてなかった みんなを助けれると思い込んでいました だけど、 それはこの2人の道を潰すこと… 2人の道を潰すような事をした私は最悪です… …私も…自分の道を見失う処でした だから、些細な事で泣かない 私も一緒に戦う ――――― レイン「……さぁ、着きました。」 レインは自分のARRKをかざして扉のロックを外した セイ「……やっぱり、見たことないMSだな。 …手前の2機は「ザク」か?」 キーミ「えぇ。 あれが私の「フウノシン」。 もう1機のほうは「ライノシン」。 ヤンの愛機よ。」 セイ「…ヤンのか…。 ヤンはこれを何故持っていかなかったのかな?」 キーミ「………形見のつもりかしら…ね?」 キーミの口は笑っていた だが、目は遠くを見ていた 誰も知らない ヤンとキーミの世界を…
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