過去…

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  レイ「…けど、サヤは……」   セイ「……?」   アヤ「………セイ…こっち来て?」   アヤはそう言って、立ち上がった… そして、後をついていった ――――――――――― アヤ「………着いたよ…。」   艦の外を出て少しあるいた所に……墓があった…   ―Saya・Kamiki―   レイ「……俺が寝返ってしばらくすると… サヤは「戦いに」行った…。」   アヤ「………お姉さんは、お父さんに殺されたの…。」   ……父親に!?   後ろにいたレイが話しだした…  レイ「……俺らが中学の事件の真の目的は、反逆軍創設者サヤの抹殺だった…。   サヤの死体が出てこなく… …それから裏切り娘の捜索任務が本格的に開始されたんだ…。 他の基地にも全滅作戦で無関係な人殺しをしていった。」   アヤ「……だから、お姉さんは…直接お父さんの所に行ったの。   …お父さんを説得するために……。」   アヤは、泣きそうに話してる……   アヤ「……お姉さんはそこで、お父さんに……。」   ……… レイ「……自分が望む世界に反抗した娘を殺したんだ……。   俺らはサヤがしたかった事を受け継ぎ、世界を守る戦いをしてるんだ……。」    …レイは悔しいそうな顔をして言った…   アヤ「………セイ あとね、中学の時に私達を助けてくれたの、私のお姉さんなんだよ…?」    セイ「……えっ!?」   アヤ「……私も、気付いたときはびっくりして……自分死んじゃったのかと思った…。   その後にお姉さんが、私に教えてくれたの……   ……アヤと、私が託した男の子を助けた……   今考えれば、セイなんだって気付いた。 お姉さん、その男の子のこと話してた。 この先、彼は大きな希望の光になるよ…って…。 それってセイなんだね。」  セイ「…………俺、気付いたらベッドにいて、その後に来た看護婦みたいな女の人が…… …あっ……!!」   ……まさか、あの人が……    …あの時、俺は色々と…    アヤのお姉さんは、俺の何を見て 生かしてくれたんだろ……   ……セイはサヤの目の前で頭を深く下げた…   セイ「……今更だけど……   ……ありがと……。」   ……セイの涙が、サヤの墓に落ちていた……
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