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ア「………さっきの作戦会議、私おかしかったかなぁ……?」
セ「……えっ!?」
ア「……私が話してた時、セイの顔が…なんか悲しい顔してたから……。」
……悲しい顔……
気持ち、顔に出てたんだ……
セ「………みんな、変わってくのかなぁって……。」
ア「……へっ!?……」
セ「……みんな、年が経つにつれて……変わってくんだなぁって……。
…誰も変わらないって人なんて……いないもんな。」
ア「………セイは、変わらない…。
変わらなすぎだよ!!笑)」
セ「……変わってない!?……それはそれでショック……。」
ア「…………変わっちゃ駄目だよ……。
……じゃぁね!私、やることあるから!!笑)」
セ「………あ、あぁ……。」
……なんやかんやで、アヤも「俺の前でのアヤ」は変わってないのかもしれないなぁ……
………AM2:00……
……俺らは、出発する…。
……長い旅が……始まった…
……グィーン……!
地面が斜めに傾き、前方の扉が開いた……
ア「……ノスタルジア軍…「暁」!!…発進!!」
アヤの掛け声で、艦が動きだし、大空へと高く飛び立った……
セイは自分の部屋から出発を待っていた……
……艦が上に上がっていくたび、自分の故郷がだんだん小さくなっていった……
セ「……キル、きっと無事だよな?」
……なんも言い残さなくて、ごめん…。必ず帰って来るから…!
そう、心に誓い……セイは朝方の大空に旅立った……
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