想い…

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――月エリア―― ―ヒグレ― タイラ「大型ビーム標準月基地!!」 ヒグレはゆっくり月基地に対して真っ直ぐに位置した …ビーッ!!!! 「ダメです!! 直線上に敵巨大艦が塞いでます!!」 タイラ「っく! 暁に通信だ!!あれを我々で…―― トア「止めてください!!」 タイラが暁に連絡を入れようとした時にトアリーが割り込んで止めた タイラ「……トア殿、ヒグレがそのまま巨大艦に放ち撃破すれば我々に有利に働きます。 ヒグレが月基地をすぐに狙わずとも、まずはこちらの体勢を有力に!」 トア「それも解ります!! ですが、月基地の核が放たれるのも…もう時間が無いです。 次のチャージ中に核が放たれれば…!!」 タイラ「…それは…」 トア「…あの巨大戦艦はアヤを…暁を信じて 我々は月基地を狙を維持します!!」 タイラ「……ですが…!」 トア「少し、待ってください!」 そして、トアリーは意外な行動に出た タイラ「!!…トア殿!?」 トアリーは立ち上がり、深く頭を下げた それに、タイラは言葉に詰まった トアリーの言ってる事は間違いではない… それに トアリーはアヤを…暁を信じている アヤはヒグレに月を狙わせると告げて今を戦っている 友達としての気持ちと… 一刻も早くあの核を止めなければ行けない気持ちを考えタイラは後に告げた タイラ「…………15分待ちます! それで変化が無い場合は砲を撃ち放ちます!! …良いですか?」 トア「…あ、ありがとうございます!!!!」 トアリーの顔は明るく笑って見せた だが、トア殿がこんな願いを言うなど無かったのに… タイラ「あなたも…やはり変わりました。 以前はあまり自分の案を言わずに私中心で戦ってらっしゃったのに… やっと艦長としての威厳が出てきましたな…。」 タイラは素直に嬉しかった 自分の意見を変えられる事は今まで無かった ある意味トアリーに物足りなさがあったが、 今やっとその気持ちを取り除いてくれた
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