想い…

19/32
前へ
/689ページ
次へ
――――― ブレイバリーは巨大戦艦に向かって行った プレジデントはその場に立ち尽くしたまま、追うことは無かった セイはブレイバリーをずっと見つめる… セイ「……………。」 リク、1つ言えなかった だから後で必ずみんなに言うよ バーサーカーの事… アヤ、リクのバーサーカーは使いすぎると…ダメなんだ! だから、あの時『使うな』って言おうとした けど、出来なかった それでもリクは『自分の力は自分で使う時にしか使わない』って言いそうだ 多分、リクはもう自分のバーサーカーに気づいてるだろう… …これは親友として酷いのか? けど… リクが殺されるよりだったら一瞬… 一瞬だけバーサーカーを使って生きてほしいから… 俺たちは必ず『死』が付き物だから… だから…必ず…!! ――そして …セイは再び対峙する為に今の相手に目を映す セイ「……俺には今の親友と …大切な親友がいる。 知り合って1、2年しか経ってないけど 俺にとって大切な繋がりを作ってくれた。 中学時代のトラウマから救ってくれて、今の俺がある。 地の底から救ってくれた大切な親友だ!」 この声は音声を飛ばしている 伝わるように セイ「……将来の夢… あの頃は流しちまってたけど… お前は『正義の味方』になりたかったんだろ?」 この宇宙空間にセイだけの声が響き渡る セイ「…レインから聞いた。 お前の事を。 お前は、俺よりも早く世界の歪みに気づいてたんだろ?」 『…。』 何か聞こえた気がしたが、セイは続ける セイ「…今ならやっと分かった。 俺が今更何ができるかって言われたら… 何もできないかもしれない。 けど、今を変えようとしたいんだ!! 世界をこれ以上歪ませたくないんだ!!!! この世界がいつの間にか 好きになってたんだ!!」 『………………ウル…サイ………』 セイ「キル・グランド!!!!!!」 キル『…ウルサイ!!!!!!』
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加