想い…

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キルがそう叫んだ時、プレジデントはインフィニティーを押し返していく プレジデント自体の力じゃなく キルの『心』がセイを無理やり押し返そうとしていた そんなキルをセイは紅い瞳で 『見ていた』 インフィニティーとプレジデントが交わる中… セイはキルの問いを真剣に答える セイ「…確かに俺は何も出来なかった。 みんなを守れなかった。 俺もあの中にいて、周りで普通に過ごしてたみんなが… 死んでいった。 それが怖くて自分の身と… みんなが殺された怒りを理由にZEROに乗った。 もっと早く動けてたら… もっとみんなを救えたかもしれない…。 …俺は知らなすぎた。 世界を…自分を…。 そして、今… 力を持ち、世界を知り …大切な仲間・世界を守るために戦うって決めたんだ!!!!! 『出来る』『出来ない』の問題じゃない! 『やるんだ』!!!!」 今度はインフィニティーがプレジデントを弾き飛ばし、『羽』が次々にプレジデントへ攻撃を繰り出す キル『!!!!!!』 プレジデントはシールドを張り 防御体勢に インフィニティーの『羽』達はレーザーをそれぞれの角度から撃ちプレジデントにダメージを与えていく キル『っ〰!!!! 俺を…!!俺を殺して世界を救うのか!!!!!?』 セイ「違う!! 今のお前はただ世界の歪みに巻き込まれてるだけなんだ! 本当の敵じゃない!! だから俺はお前を 『止める』んだ!!!!」 インフィニティーは弱ったプレジデントに向かってビームソードを振りかぶる ――――――――― 『…お前は仲間から裏切られた』 それがライ…父親から言われた言葉 俺が病室で目覚め、死にそうになった記憶で苦しんでた時に言われた言葉… あの大学でセイ、レインは逃げた …俺を見捨てて… だから父親の言葉は今でも響く… 結局人は裏切る 自分さえ良ければ周りが死んでも構わない人類の世界… …くそだ!!!! そして、父から聞いた…語られた 父親の野望 「世界を『無』にする」 と言う父親の野望を…
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