独り…

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ライ・グランド 彼は反逆軍リーダーとして仲間を裏切り、ローレライ軍のスパイとして送り込まれていたが 真の姿はそのローレライ軍を…世界の王のトップ『リューク・カミキ』の世界の破滅の阻止を目的として独り裏で動いていた だが、そのリューク・カミキに作られたライ・レイの意思の交換の能力を利用されリューク・カミキに意思を乗っ取られていた 反抗する力もなく、リュークに操られて反逆軍と否応なしに戦わされていた 真の目的を知るものは居ない… そして… 暁との戦闘で戦力が無くなり 互いに『衝突』と言う結果で アサルト艦と共に ライ・グランドは消滅した ―――――――――――― …バシューン!!!!!! 互いにぶつかり合い、激しい閃光が宇宙空間の一部で広がる ぶつかり合う二機のMSはボロボロだが、敗北をお互いに譲る事は無かった セイ「うおぉぉおお!!!!!」 キル「はあぁぁああ!!!!!」 インフィニティーとプレジデントはそれぞれが持つビームソードを構え、交差する瞬間にはそれらが振り下ろされて、また激しい閃光が広がる 両者の眼は紅く染まり、その両眼から赤い涙が流れている お互いに赤い涙を流しながらその眼には相手を撃ち破る「未来」を写し出し続けていた その刹那 プレジデントに乗るキルはインフィニティーと交わすビームソードを上手く振り払う事に成功させた 次の瞬間には軽く距離を取った これが一瞬の過程 そして… この戦いの終止符 プレジデントの背中の4つの核粒子ビーム砲「Ray」を一気に放つ インフィニティーはただ何も反応せず、その場に止まっている セイは本能的に翼を大幅に粒子を纏わせて出力を最大に上げた だが、放たれたRayは 見事にインフィニティーを貫いていった 4つの巨大なビームはインフィニティーの居た位置より先の彼方へ飛んでいく インフィニティーはRayが当たった場所には跡形も見当たらずにキルの視界には写していた キル「……………――――――― 手応えを感じていた やっとセイを撃ち取った ただどちらかが殺られるまで真剣に戦った戦いが一瞬で終わってしまった なんだ?この感覚 何もかもが無くなった感覚 ただ、時間っていう物が過ぎてくだけの世界になった気がした キル「―――………セイを…殺ったのか?…俺は… …ははっ!!笑)」 キルはただ、無情にも笑っていた
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