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セイ「俺はお前を殺す為に戦った訳じゃない。ただ、俺がお前を止めなきゃ…
仲間が傷付くんだ。
俺はそれを阻止しようとしただけだよ。
それに元々、友達を殺すことなんて俺は絶対にしない。」
セイがしゃべり終えた時、キルは静かに俯いた
そして、静かに…徐々に笑い始めた
キル「………ふ…ふふ…ははははっ!
ふざんな!!お前!!俺を殺せないだと!!?
俺の首に刃を向けて言う台詞か!?馬鹿馬鹿しい!!
だったら俺を殺せても他の奴らは殺すのかよ!!あぁ!!!?」
セイ「もう殺したくないんだ」
キル「!!」
嫌みな感じでセイに叫んだが、帰ってきた声はとても弱々しく感じてしまった
セイ「…もう、嫌だ。
何かの為に争って、殺して、死んで…何になるんだ?
核で沢山の人の命奪って何を作る?
俺たちが戦って何になるをだ?
全て消してお前は何をする?」
キル「……」
セイ「バーサーカーの俺たちはそう…人を殺す為に生まれてきたのかもしれない。
けどそんな俺たちは、その先に何がある…何を得るんだ?
お前は俺を殺せるのか!?
お前はレインを…殺せるのか!?」
キル「……っ!」
セイ「もっと現実を見やがれ!!お前のその眼で!!!」
キル「………………」
キルは黙っていた
だけど、確かにセイの声は届いていた
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