力…

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  ハルナ「…………けど、セイさんがあそこまでおかしくなるなんて……。」   アヤ「………セイ…ある意味…私に裏切られたって思ってる……。」    ―――――――――   セイ「……アヤは…親友の俺を裏切ったのと同じだ…!!   ……俺の存在は結局…戦争の駒なんだ…。」   レイ「……じゃぁ…この船を降りるか?   ……前みたいに、戦いたくないからZEROに乗らない…とかも…言わないのか?」    セイ「………………戦いたくないけど……   ………アヤが……俺が暁に乗る時、   …セイが必要…って言ってくれたんだ…。   …それが嬉しかった。   こんな俺でもアヤが必要としてくれる……。   最近気づいた。 ……今まで戦えた理由…。 世界のために戦ってない… 俺は、アヤを守りたいためにZEROに乗れたんだ…。   …結局それは俺の勘違い…。   アヤは……最初っから俺じゃなく… 俺のワケわかんねぇ…力…  それだけ、必要だったんだなって……。   ……俺を兵器と言う駒でしか見ていない…あんたらに乗ってあげますよ……。   ……敵は容赦なく殺せば、みんな納得するんだろ!?  その望む兵器になってあげますよ…!!」   レイ「………………。」   セイ「……分かっただろ!!  ……もう部屋から出てくれ!」   ……ドサッ…!   レイは、セイのベッドに座った…   セイ「………?」   レイ「………じゃぁ…何で悩むんだ?   自分の答えはだしたんだろ。   ……自分は兵器。   ……反逆軍の駒……って。」   セイ「…………!!」   レイ「………何で答えを出しても悩むんだ?」   セイ「………………。」
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