力…

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  レイ「……そのだした答え、納得してないだろ?」   セイ「………そんなこと……。」   レイ「………納得しない答えを出して、正解すると思うか?」   セイ「…………?」   レイ「……まぁ、この際言ってやる。   ……俺たちは、お前のバーサーカーの力が欲しかった…。」   セイ「………やっぱり……。」   レイ「………それは欲しい力って言うより、存在させてはいけない力だった…。   ………お前が力を使い、世界を壊す存在なら…お前を殺していた…。」   セイ「…………なっ!?」   レイ「………けど、逆だった…。   ……世界を壊すんじゃなく、世界を知りたいと純粋な心を持ったやつだった…。  ……こいつを殺すのは罰当たりな気持ちにもなった……。   …そして、そいつは俺たちの意思に賛同してくれた…。   ……バーサーカーって言う危ない存在…。   ……バーサーカーとか言うけど、そいつも心が優しい〔人〕なんだなって……。   あの時、お前を殺そうとした事は謝る……。   ……すまん…!」   セイ「…………別に…いいよ。」   レイ「……ありがとな。   ……お前にこんなこと話すのは、お前は暁のクルーメンバーだからだ…。   お前は、俺らの…家族なんだよ…。   …だから、お前にはちゃんと本当の事を喋りたかった…。   先伸ばしにしたりして、この事を早く言わないで混乱させたのは…   …本当にすまない…!」   俺……   何してたんだろ……   レイがいて……   アヤがいて…   家族と呼べる仲間がいて……   ……それを、無くそうとした……   セイ「………レイ……。   ……ありがと……。」    
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