5450人が本棚に入れています
本棚に追加
場所は変わりサッパリした応接室
革張りの向かい合った2つのソファのあいだに低いテーブル。部屋の隅に小さなテレビが1つ。
ソファの片方にうつ伏せで気絶している黒十、片方に佐野が足を組んで座り読書中‥
「‥よく飽きないね~」
篠宮が両手に缶ジュースを3つ持ち部屋の入口に立っていた。佐野は読んでいた本をパタンと閉じて話す。
「気に「別にしてないよ」」
佐野は溜め息を吐く……篠宮は持っていた缶を1つ佐野に投げ、あとはテーブルに置きテレビをつけた……ニュース番組。
「‥感「どうも」」
缶を開ける音と、また溜め息が聞こえる‥
「クロトはまだ起きないの?」
「あれだけ綺麗に決まれば誰だっ…?……!! オイ!」
「クロト!起きろ!」
篠宮はそう言うと黒十の後頭部を力一杯叩いた。因みにパーでは無くグーである‥
最初のコメントを投稿しよう!