試合

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場所は変わりサッパリした応接室 革張りの向かい合った2つのソファのあいだに低いテーブル。部屋の隅に小さなテレビが1つ。 ソファの片方にうつ伏せで気絶している黒十、片方に佐野が足を組んで座り読書中‥ 「‥よく飽きないね~」 篠宮が両手に缶ジュースを3つ持ち部屋の入口に立っていた。佐野は読んでいた本をパタンと閉じて話す。 「気に「別にしてないよ」」 佐野は溜め息を吐く……篠宮は持っていた缶を1つ佐野に投げ、あとはテーブルに置きテレビをつけた……ニュース番組。 「‥感「どうも」」 缶を開ける音と、また溜め息が聞こえる‥ 「クロトはまだ起きないの?」 「あれだけ綺麗に決まれば誰だっ…?……!! オイ!」 「クロト!起きろ!」 篠宮はそう言うと黒十の後頭部を力一杯叩いた。因みにパーでは無くグーである‥
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