それぞれの愛国心

4/7
前へ
/102ページ
次へ
「ヤタすごい!これがあなたの翼なの?」 シナノ姫を背中に乗せた私は、窓から飛び立とうとしている。 これならより安全に、姫を街まで送ることができる。 「はい、私の翼は少し特殊でして、黒いんですよ。」 「へぇ~。かっこいいね!」 「そうですか?では飛びますよ!しっかり捕まってて下さい!」 …バサッ!! 私は翼を広げて飛び立った。 「キャー!こわい!落ちたらどうしよう!」 「落ちても落下する前に拾いあげますから安心して下さい。」 「これならすぐに街に着くね!」 「はい、しかし、街から少し離れたところで下りますのでご了承下さい。」 「うん!」    
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加