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「ヤタすごい!これがあなたの翼なの?」
シナノ姫を背中に乗せた私は、窓から飛び立とうとしている。
これならより安全に、姫を街まで送ることができる。
「はい、私の翼は少し特殊でして、黒いんですよ。」
「へぇ~。かっこいいね!」
「そうですか?では飛びますよ!しっかり捕まってて下さい!」
…バサッ!!
私は翼を広げて飛び立った。
「キャー!こわい!落ちたらどうしよう!」
「落ちても落下する前に拾いあげますから安心して下さい。」
「これならすぐに街に着くね!」
「はい、しかし、街から少し離れたところで下りますのでご了承下さい。」
「うん!」
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