プロローグ

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「シナノ、今日から君の守護者になる方を来てもらったぞ。」 王がシナノ姫を呼ぶ。 「…あなたが…、今日から私の守護をして下さる方なんですね?」 歩み寄った姫が私に話し掛ける。 「ヤタと申します。」 自分の名を伝える。 「ヤタ、あなたは紅い眼をしているのね。」 姫が私の顔を覗き込む。 「申し訳ありません。私は鳥族なのです。」 「ううん、謝ることはないわ。鳥族も私達地族も一緒の人よ?気にすることはないわ。」    
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