23人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
「シナノ、今日から君の守護者になる方を来てもらったぞ。」
王がシナノ姫を呼ぶ。
「…あなたが…、今日から私の守護をして下さる方なんですね?」
歩み寄った姫が私に話し掛ける。
「ヤタと申します。」
自分の名を伝える。
「ヤタ、あなたは紅い眼をしているのね。」
姫が私の顔を覗き込む。
「申し訳ありません。私は鳥族なのです。」
「ううん、謝ることはないわ。鳥族も私達地族も一緒の人よ?気にすることはないわ。」
最初のコメントを投稿しよう!