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「だめだな。」
王はシナノ姫の要求を受け入れなかった。
「どうして?私は直接声が聞きたいの。国民はこの戦争を望んでいるのかどうかを!」
姫は強く要求を続ける。
「戦争をしたがる国民などいないよ。」
王は言う。
「私もめいいっぱい回避するように努力はするつもりだ。しかし、マルラ国はこの国までではなくミタ国にも同じように不利な貿易を突き付けている。武力をちらつかせなければあの国はどうしようもならないのだよ。」
姫は黙り込む。
「今日はもういい、下がりなさい。」
王はそう告げ、姫を下がらせた。
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