春誇's Birthday

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「お、おめでとうございます!」 「おめでとです!」 「いや~、あの彩さんが遂にお母さんか…」 「なあなあ子どもって男?女!?」 「ははは、まだわかりませんよ」  皆が口々にお祝いの言葉を送って、その場は更に賑やかさを増す 「おめでとうお姉ちゃん、謙一お兄ちゃん!」 「おめでとう彩姉、兄さん」  弟妹からのお祝いに、彩姉は恥ずかしそうに微笑みながら『ありがとう』と呟く 「じゃ、今日は春誇の誕生日+彩の妊娠祝いってことで!」  彩姉に子ども、か…  遂に俺もおじさんになるのか……  楽しみだなぁ……… 「おーーう皆! 飲んでるか~!?」 「飲んでるか~!」  ワイン片手の伊庭先輩がほろ酔い気分で南と肩を組んで叫ぶ 「伊庭先輩飲みすぎですよ てかなんでお前まで酔っ払ってるんだ? お前ジュースしか飲んでないだろ?」  雅彦が二人を宥めに入る 「おう雅彦! お前も飲め飲め!!」 「俺は未成年です!」  酔った勢いで雅彦にまで絡む伊庭先輩  はた迷惑な大人だなぁ… 「もう、騒がしいやつねぇ」 「うふふ でも皆さんらしいじゃないですか…?」 「そう、ね…」 「ほらほら伊庭先輩!」 「大人しくするですこの酔っ払い」 「こんな大人にはなりたくないな…」 「あ、明久いたんだ…」 「ほんと、賑やかなやつら」  言って楽しそうに姫羅は笑う  そしてテーブルの上にあったジュースを一気に飲み干して、自分は好き放題やるメンバーをのんびり観戦 「一番南歌いまーす!」 「お~やれやれ~!!」  しゃもじをマイク代わりにして南が某アニメの主題歌を熱唱し始めた      パリーンッ
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