春誇's Birthday

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 ぽかぽか叩く詩にも骨を折る勢いで抱きつき、飽きるとポイと捨ててクルリと俺たちを振り返る……  なんか…猛烈に嫌な予感が…… 「へへへ~…」    ピンポンパンポーン ※ここからは音声のみでお楽しみ下さい うわっ! 姫羅こっち来るな!! バキッ! ガン!!! ドゴッ!! うぎゃ! 南がやられた! バキッ!!!! パリーンッ 伊庭先輩~! ドカッ! バンッ! バキバキ! 蘭逃げ…ってもういねぇ! 彩こちらへ!      …………… 「う~…春誇~」 「き、姫羅、落ち着け…」  一通り暴れ、皆がそこらへんに避難…あるいは気絶した後、姫羅は逃げ遅れた俺にふらふらと近寄る 「あついよぅ…春誇ぁ…」  真っ赤になってしっとりと汗もかいた姫羅はなかなかに色っぽいけど…今は見とれてる場合じゃない 「………」  壁際に追い詰められた俺に、姫羅は抱きつく ―絞め殺される!  思わずギュッと目を閉じる ………………あれ?  一行に腕に力を入れない姫羅  ゆっくりと目を開くと、俺の腕の中には可愛らしい寝息を発てる姫羅の顔がある 「は、はぁ…… なんとか大人しくなったか…」 「春誇さん…姫羅さんは……?」  ソファの影からそっと紫津留さんが顔を覗かせる 「ああ…眠った……」  全員がホッと胸を撫で下ろす 「まさか姫羅ちゃんがここまで酒癖悪いとは…」 「しかもめちゃくちゃ酒に弱いな」 「姫羅さんにお酒は禁物ですね…」  全員が頷く  ふぅ、最後はグダグダ暴走気味になったけど、後片付けもあるんで今回はここらへんで…  皆、ありがとな……
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