かぼちゃのよる

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が、中身は何もなかった。 レニの友達が予想以上に何人もきて、多めに用意したはずがもうなくなっていた。 「ごめんなさい、お菓子を切らしてしまったの。」 クレアが申し訳なさそうに言うと、女の子は悲しそうに俯いてクレアに平べったく黒い小さな粒を手渡した。 「?ありがとう」 クレアがそれを見ているうちに、女の子は歌いながらその場を離れた。
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