第一章「石の欠片」

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カンカンカンカン‥‥ 踏み切りの音が夜の街にこだまする。 「ふぅ、今日の部活きつかったなぁ~」 洋輔は疲れ果てた表情をしている。 「後少しで家だから帰ったらゆっくりテレビでもみるか」 ゴォォ---- 目の前を電車が通り過ぎる。 「さて行くか」 洋輔は自転車に乗りこぎ出す。 すると4~50メーター先の茂みから眩い光が目に飛び込んだ! 「うわっ!?まぶしっ!!?」 ‥‥‥ 「なんだろ?」そう言って洋輔は光の差す方へ近づいた。 「これは‥‥石?なんで石が光ってるんだろ?」 洋輔は石を手に取り石を見回した。 「きれーだなぁ‥‥」 すると突然石の輝きがスゥ~と消えた。 「あれっ!?消えちゃった‥‥珍しいから拾っとこっと」 そう言うと洋輔は学生服のポケットに入れた。 「もうだいぶ遅いし早く帰らなきゃ!」 家路へと急いだ。
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