君の気持ち、僕の気持ち

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制服をまとい、変わらぬ学校への道。 授業が始まり、ぼんやりと黒板を見ていると、ポケットに入っている携帯がメールの受信をバイブで知らせた。 FROM 篠塚 件名 今日暇?  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今日、霞芽女子との合コン、面足りないから強制参加。     ---End--- ヒドイ… 行く気起きない。 早く家に帰りたいのに。 TO 篠塚 件名 拒否権発生  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ めんどい。行かない。     ---End--- 送信してすぐに、返ってくる。授業聞けよ。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ この前の飲み会の写真、円さんに見せるぞ。     ---End--- こいつ…。 俺は仕方なく、了承した。 君だけには何故かカッコ悪い姿、見せたくない。 変なプライドがのちに誤解を招き、あんなことになるなんて、今の俺には想像つかなかった。 *
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