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その女の人はひたすら
赤ちゃんがいるであろう
腕の中を見て話している。
「ゴメンゴメン」
「泣きやんでよ~っ」
「寂しかったね?」
「ほんとゴメンね?」
私は徐々に恐ろしくなり
自転車を走らす事に決めた。
その直後
「死んじゃったら寂しいネ。
私はまだ死ねないけど目の前にいるあの人はもうすぐ死ぬからネ」
バッチリ目があった
女の人は笑っていた
私はパニックになりながらも急いで自転車を走らせた
そして最後にハッキリと聞こえた言葉
逃げても無駄ダヨ。
だって後ろに赤ちゃんが
乗 っ て る ん ダ ヨ
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