「道の脇から…」③

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それは、蒸し暑い夏の……丁度、黄昏時とでも言うんでしょうか… 私は、建物もまばらな、とある田舎道を、10年来の付き合いのポンコツ軽自動車で走っていました。 日は暮れかけていたし、街灯も無いけど、まだ何とかライトは点けずに走れる…そんな時間でした。 急に、道の脇から、一匹のペリカンが走り出てきたんです。 (中略) 『…追い付かれた……』 そう思った瞬間…… 日通のペリカン便の営業車が、追い越し車線を凄い勢いで私の車を追い抜いて行きました…………
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