2⃣月明りの下で

3/10
前へ
/125ページ
次へ
少年は里親に対する遠慮から学校で必要な物があっても里親に、 『買って欲しい…』 と、言えずに…、 学校からの連絡で聞かされた里親が――、 「何で言わないだ~[★]! お陰で、恥かいたじゃないか!」 と、少年にあたる…。 しかし、言えば、 「銭喰い虫め!」 と、言う…。 そんな事の繰り返し! だから、少年は中学を卒業すると働きながら学べる定時制の高校へと進んだ。 それが、又、 「金がかかるから、お前は義務教育までだ!」 と、言い続けた里親の望みでもあったから…。  
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

205人が本棚に入れています
本棚に追加