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別れ……
「愛里。これで安心だな。」
「うん。」
「さぁ、帰ろう…。愛里[?]」
愛里は下を向いて黙っていた。その時涙が一粒落ちた。
「愛里[?]泣いてるのか[?]」
愛里は涙を拭いて精一杯の笑顔で笑った。
「……あのね……もうあの家には帰れないの……。」
「えっ[?]」
「もうさようならなの………。」
「なんでだよ❗一緒になんで帰れないんだよ❗」
俺は涙をこらえながら、言った。
「おきてなの❗そりゃあ私も翼君とは別れたくないよ❗でも、仕方ない事なの❗おきてだから……。」
「………くそっ❗」
「今まで黙っててごめんね。」
「…………。どうしても無理なのか[?]」
愛里は黙って首を縦に振った。
俺は走った。神のところに向かった。
「神様。お願いです。愛里を愛里を人間にしてください。」
「本人はそれを望んでいるのですか[?]」
「わかりません……。」
そしたら、愛里が来た。
「お願いします。私を人間にして下さい。」
「それであなたは後悔しませんか[?]」
「はい。」
その時の愛里の目は真っすぐな目をしていた。迷いが全くなかった。
「わかりました。」
そして、愛里が光に包まれて愛里は人間になった。
「愛里…。」
「翼……。」
そして、二人は抱き合った。
「家に帰ろう。」
「うん。」
妹も人間にしてもらって、一緒に帰った。
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