第二章:美佳家ショップ

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マスターが持って来てくれるまで間、准は、店の中を見て回ることにした。 『何か増えてるかなぁ!?』 と期待を持ちつつ、店の中を歩く。そして、准の目に入ってくるモノは、今まで店に無かったモノばかり。 といぅことで、じっくりと見て回っていると、視界に入ってくるのは、不思議なモノばかりである。 どこかの民族衣装や楽器、食べられなさそうな果物、不気味な箱・・・・・・全部、何処から入手してきたのやら。 毎月のように、店に足を運んでいる准ではあるが、いまだに、その方法は分からない。というか、知りたくないのかもしれない。 まぁ、はっきり言えることは、マスターはそのことを知っているということだ。 そんなモノたちを見ながら 『あっっ!また、新種のモノだ!!』 と幼い子供のようにウキウキワクワクしている准のもとへ、マスターが戻って来た。 「准ちゃぁん、ハイ、どぅぞ♪これで、いい?」 「うん!!バッチリ☆★いつも、ありがとね!」 「准ちゃんにそんな笑顔で言われたら、マスター壊れちゃぅ♪[笑]」 「[笑]大袈裟やって!冗談は、ピカイチゃなぁ!![笑]」 と二人で笑い合っている中、何かの音がかすかに聞こえてきた。 ジャララ・・・ジャララ・・・ズギャーン 「・・・何の音??」 とマスターがポツリと呟いた。 その言葉が聞こえたらしく、准が、耳を澄ます。 すると、准が 「ごっごめん!!今のあたしの携帯の音!!」 と言い、慌ててポケットから携帯を取り出し、メールを読む。 それを見てマスターは 「・・・准ちゃん、変な趣味してるわねぇ」 と不思議そうに言った。 「マスター、これは、あたしの趣味じゃなぃって!優希と龍二がこの音がいいって言うから・・」 と准は空かさず返した。 それを聞き、マスターは 『あぁ!なるほど!』というような顔をして、納得したようだったが、 「でも、毎回、毎回この音だと、友達に何か言われない??」 と心配そうに言う。 それに対し准は、 「大丈夫、大丈夫!!この音が鳴るのは、部員からの時だけだし、友達と居る時は、マナーにしてるから」 とあっけらかんとして返したので、 「いちいち大変ねぇ」 とちょっと安心(?)、感心したよぅにマスターは言った。 「御呼びだし来たんで、そろそろ帰るゎ!!またね、マスター★☆」 「えぇ。今回も気をつけてね!!」 と別れを告げ、准はマスターの店を後にした。
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