第三章:茜の正体

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数分後。 二人は、やっと、頭の中の整理ができたらしい。 前にも、こんなことがあったような・・・まあ、いいとしよう。 そして、優希が一言、 「って、ことはさぁ・・・あっくんは、鳳来の中で、4番目に強いってこと・・・だよね?!」 と良平に聞いた。 「まぁ・・・簡単に言えば、そうなりますね。そうそう、そういえば、前に、優希に鳳来員の構成と順位、役割を教えましたよね!?それを思い出して当てはめれば解るはずですよ!!」 と良平は答えた。 で、優希は、その事を必死に、必死に思い出そうとしている。 『鳳来員・・・鳳来員・・・』 「あぁ!!!!」 と優希が一声上げる。 どうやら、思い出したようだ。 それにつづき、准に説明してもらっていた龍二も 「にゃるほど!!」 と納得したようだ。 そして、良平が一言、 「そういうことです。」 と言い放った。 で、優希と龍二はスッキリしたところで 「じゃぁ、あっくんのスカウト行ってきます!」 「俺も行くわ」 と部室を出ていった。 ここで、鳳来(と言う会社)員の構成について、お話ししましょうかね。 鳳来員には、上(Upper)・中・下(Lower)と社内での地位が、各自に与えられています。その地位は、No.によって決められているんです。上位は、No.1~No.10まで。中位は、No.11以降の二桁全部。下位は、No.が三桁。となっています。上位の中でも、特別な存在なのが、No.1~No.5で、このNo.5までのNo.に入っている者は、何か一つ、ずば抜けた才能を持っている人なのです。 で、いままでの歴代から言うと、No.1:頭脳・No.2:情報収集・No.3:運動神経・No.4:変装・No.5:力といったところですかね。(もちろん、例外もあります。) まあ、とにかく、変わった、変な集団に変わりはないということです。
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