9人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
数分後。
二人は、やっと、頭の中の整理ができたらしい。
前にも、こんなことがあったような・・・まあ、いいとしよう。
そして、優希が一言、
「って、ことはさぁ・・・あっくんは、鳳来の中で、4番目に強いってこと・・・だよね?!」
と良平に聞いた。
「まぁ・・・簡単に言えば、そうなりますね。そうそう、そういえば、前に、優希に鳳来員の構成と順位、役割を教えましたよね!?それを思い出して当てはめれば解るはずですよ!!」
と良平は答えた。
で、優希は、その事を必死に、必死に思い出そうとしている。
『鳳来員・・・鳳来員・・・』
「あぁ!!!!」
と優希が一声上げる。
どうやら、思い出したようだ。
それにつづき、准に説明してもらっていた龍二も
「にゃるほど!!」
と納得したようだ。
そして、良平が一言、
「そういうことです。」
と言い放った。
で、優希と龍二はスッキリしたところで
「じゃぁ、あっくんのスカウト行ってきます!」
「俺も行くわ」
と部室を出ていった。
ここで、鳳来(と言う会社)員の構成について、お話ししましょうかね。
鳳来員には、上(Upper)・中・下(Lower)と社内での地位が、各自に与えられています。その地位は、No.によって決められているんです。上位は、No.1~No.10まで。中位は、No.11以降の二桁全部。下位は、No.が三桁。となっています。上位の中でも、特別な存在なのが、No.1~No.5で、このNo.5までのNo.に入っている者は、何か一つ、ずば抜けた才能を持っている人なのです。
で、いままでの歴代から言うと、No.1:頭脳・No.2:情報収集・No.3:運動神経・No.4:変装・No.5:力といったところですかね。(もちろん、例外もあります。)
まあ、とにかく、変わった、変な集団に変わりはないということです。
最初のコメントを投稿しよう!