第四章:接触と仕事

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その後、優希は、この茜のことを言うべきか否か悩んだが、部員全員に関わることなので、言うことにし、全貌を告げた。 そして、話し終わると、すぐに 「今回のこと、俺っちに任せてくれない??」 と言ったのだ。 とは言っても、いつも、最終的に標的を捕まえたり、お宝を奪還したりする『行動班』は、優希と龍二の二人だから、あまり変わりはないのだが・・・・・。 准と良平と龍二の三人は、しばらく話し合っていた。 そして、20分程たったとき、三人を代表して良平が 「分かりました。でも、条件があります。三人で話し合った結果、『こちらの部のことも話しておくべきだ』ということになったので、一先ず、市原君をここへ連れて来て下さい。まぁ、そのほうが、策も練りやすいですし。あっと、今すぐでなくて結構ですょ!いかがですか?」 と優希に問い掛ける。 少し、間があったが 「・・・わかった。じゃぁ、今日の放課後、あっくんを誘ってみるよ」 と言い、教室へと去っていった。
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