白い紙

2/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
バカバカしいと思いながらも大輝は(宝くじの一等が当たりますよう)にと書いて燃やした! その後、仕事に行きその帰りに道で宝くじを見つけた! いつもなら、通り過ぎるのだが、ふとユキの言葉を思い出して拾った。 家に帰り新聞で確認すると『あ、当たった!』 願い通り一等が当たったのだ。 『ユキ!当たった!』 大輝はこの時、これがあったら欲しい物が全て手に入るんじゃ… 『ユキ、この紙もっと沢山くれ!』 ユキは少し困った顔をしたが 『はい…』 そう言って5枚紙をくれた。 『あと、これだけしか無いの。ごめんね。』 そういったユキに軽くあいづちを打ち、部屋を出た。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!