ダイアモンド

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ぷぅ、とふてくされる。男所帯だし、親父も兄貴もたいして心配なんてしないだろう。 「そう言うと思って陣にメールしといた」 はぁ、とため息をつく蜜。なんてできた子なんだ!さすが俺の嫁! 「誰が嫁だ」 心を読まないで下さい! 駅の改札を通り、電車に乗る。夜の10時すぎ。酒臭い酔っぱらいにあたらないように、蜜を引き寄せる。 そのままデコにちゅーしたら、ポコンと殴られた。 痛いけど可愛い。さすが俺の嫁。 もう一度殴られた。 「また明日、な」 先に蜜の家に着いた。今度は唇にちゅうをする。 顔を赤くしながらも、また明日、と返してくれる。 それが可愛くって、もう一度キスをした。 今度は、殴られなかった。  
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