キミとの始まり

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四月のことだった… あどけない姿でおそるおそる中学校に向かう集団 期待や、不安をかかえて入学した俺たち… 思えば初めて会ったのは この日だった キミの存在は入学当初は知らなくて、知ったのはそれから少し経ってからだった… 俺には気になっている子が二人いた…キミと もう一人の女の子 二人とも好きだったけれど あっちからはないと思ってた…だけど一年の終わりに差し掛かる頃 俺はもう一人の女の子に告白した もう一人の女の子は俺に気をもっていたらしく両思いだった その日は凄く幸せだった それから少し経ってだった…キミの気持ちを知ったのは キミは俺が好きだった 俺はキミじゃなく もう一人の女の子を選んだ…キミは俺の前で泣いた そして俺は最悪な事をしてしまった もう一人の女の子と別れてキミと付き合った… もう一人の女の子はその後 泣いていたらしい 俺はキミと初めて帰った…緊張して 手をつなぐ なんて事は全く頭に入ってなかった 帰り際にキミは俺に大声で言った 「大好きだからッ!!」 冬の風は凄く冷たかったが、俺は心が温かくなった 「おぅ!!」 と言うのが精一杯だった その先の事なんか何一つ考えてなかった
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