ある晴れた日の、朝

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「いっただっきまぁ~すぅ☆」 「・・・いただきますじゃねぇよ・・・」 「え~??なんか言ったぁ??」 「・・・別に。」 朝っぱらから、顔に、ライ○"ーキックを入れられたのだ。 機嫌が良い筈がなかった。 「今日はねぇ~、ご飯でしょ~、納豆(極小粒)でしょ~、味噌汁でしょ~、卵焼き(半熟)でしょ~、メロの煮付けでしょ~、あと、漬け物(きゅうりの○漬け)なのだぁ☆」 確かに・・・俺の、好物ばかりだ。 「えへへっ、ねぇ、陽司ぃ??今日の御飯はどぅかなぁ~??」 満面の笑みで、覗き込んでくるこの女は、西園寺 深雪(サイオンジ ミユキ)。 「ん・・・普通。」 「なにそれぇ~!!全く、なんで美味しいって言えないかなぁ?!」 そんな文句を言いながらも、顔は笑みを浮かべている。 「フンフフーン♪フンフンフーン♪」 「・・・」 『女ってのは、良く分からねぇ・・・』 そんな事を考えながら、朝食を食べる。
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