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それから,
あたしは親の愛を受けずに
育ってきた。
別に親のせいにするわけではない...
けれど,1度家族で楽しく会話をしてみたいと言う願望もあった。
~♪♪♪~
着信-瑠璃-
「はい」
「もしもしィ?瑠璃だけど分かる!?」
「…あぁ~この前優里香先輩のツレだった子だよね?」
「そぅ、そう!!番号交換してて良かったわぁ♪」
「ッで何か用??」
「あのさぁ~前遊んだ時に一緒に居た男子居るぢゃん?」
「誰??覚えてないんだけど…」
「う~ん…。名前教えたら分かるヵナ?たけるッて言うんだけど...」
「…覚えてるような気がする。」
「たけるがよぉ,沙与の事気にいったみたいなんだよねぇ~」
「だから??」
「だから!!会ってほしいんだって~♪」
「無理」
「まぁさ!!あたしの立場もあるヵラたけるの番号教えとくね♪」
何この女。自分の立場トカ。
あたしを利用しないでよッと思った。
そして,
とりあえず番号をメモし電話を切った。
「ハァ~出来るだけ男と関わりたくない..1人が良いのに。」
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