学校

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授業が終わり, あたしはカバンを持って教室を出ようとした。 「山崎さん!?話があると言ったでしょう!!」 「…」 「山崎さん!?」 あたしは無視ッて学校を出た。 学校なんて何にもしてくれない、親の顔ばかり伺って生徒のために動こうともしてない。そんな学校を信用出来なかった… あのつらい過去。 それは学校の責任でもあった。 あたしが出て行った後いろんな噂がたったみたいだ。 ヤンキーだトカ、薬やってるトカ… 別に気にしてはいない。 勝手に言ってれば良い…。 「そういえばあいつ来てなかったな...」 あたしはふと思いついた。 あいつが入学式の次の日に休む奴か!? 疑問に思った。 初対面でもあの明るさといい元気といい。 でもあいつの事心配してるわけぢゃないし。 ッと自分自身で否定していた。
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